
今年の11月、15年勤めてきた会社が廃業することになりました。
(なんか予定より早くなりました…)
つまり、私はもうすぐ無職になります。
会社がなくなることは自分ではどうにもできないので、仕方がないといえば仕方がないのですが、やはり次の仕事のことを考えると不安になります。
40代、独身、一人暮らし。これまでほとんど正社員経験はなく、今の会社でも非正規として働いてきました。
長くいたわりには、これといった専門的なスキルが身についたわけでもありません。
今の職場は、良くも悪くもゆるい環境でした。ぬるま湯と言っていいかもしれません。
だからこそ潰れたのかもしれませんが。
もっと厳しい会社で働いている人や、忙しい仕事をこなしながら収入を上げてきた人を見ると、「私はこの15年間、何をしていたんだろう」と思うことがあります。
もっと早く資格を取ったり、転職したり、正社員を目指したりしておけばよかったのではないかと、過去の自分を責めたくなることもあります。
でも最近、少し見方が変わりました。
私はこの15年間、精神を壊さずに働き続けることができました。
それは、今の職場がぬるま湯だったからこそなのかもしれません。
もし激務の会社に入って、心身を壊して数年で退職していたら、勤続年数という事実は残らなかったと思います。特別なスキルはなくても、同じ場所で15年間働き続けたことまで、なかったことにしなくてもいいのではないか。
「あの環境に甘えてしまった」と考えるのではなく、「あの環境だったから生活を守れた」と考えてもいいのかもしれません。
その前の職場が精神的にしんどい環境だったうえに最低賃金で働いていたので、あのころの状態にくらべれば…と思うと余計にそう思います。
次の仕事について考えるとき、私はどうしても「生活できる収入がほしい。でもストレスの少ない仕事がいい。そんな都合のいい仕事なんてないよな」というところをぐるぐる回ってしまいます。
週5日フルタイムで働き、責任のある仕事を任され、勉強や資格取得を続けて、少しずつ収入を上げていく。世間一般では、それがまっとうな働き方なのかもしれません。
でも、私は仕事を人生のメインにはしたくありません。
私にとって労働は、できれば人生の「おまけ」くらいであってほしいです。
生活に必要なお金を稼ぎながら、家に帰ったあとや休日には、趣味を楽しんだり、のんびり過ごしたりしたい。
仕事のことで頭がいっぱいになって、家に帰っても何もできない生活は避けたい。
残業や人間関係で消耗せず、できれば一人でコツコツと働きたい。
一人暮らしを続けられるだけの収入は必要だけれど、そのために生活のほとんどを仕事へ差し出したいわけではありません。
こう書くと、ずいぶんわがままな希望にも見えます。
実際、そんな条件の仕事が簡単に見つかるとは思っていません。
それでも、自分には合わない働き方を「普通だから」という理由だけで選び、続かなくなってしまったら、結局は意味がないと思います。
退職したら、すぐに一生続ける仕事を決めなくてはいけないような気がしていました。
でも、とりあえず当分の生活基盤がある間は、焦って見つけた求人へ飛びつかなくてもいいのかもしれません。
次に何の仕事をするかより先に、どんな生活を送りたいのかを考える。
毎月いくらあれば暮らせるのか。
何時に起きて、何時に帰宅したいのか。
一週間のうち、自由な時間をどれくらい残したいのか。
残業、休日、通勤時間、一人でできる作業の多さなど、何なら我慢できて、何だけは譲れないのか。
職種や資格から考えるのではなく、まず生活の形を考えて、その生活を支えられる仕事を探したい。
40代から大きくキャリアアップする方法や、今から高収入を目指せる仕事を探すことも、もちろん間違いではないとおもいます。
でも今の私にとっては、
「40代から始めても、5年後10年後に苦しくなっていない働き方は何だろう」
と考える方が大切な気がしています。
毎日の働き方は、そのまま毎日の生活になるので
無理な仕事を10年続けるということは、無理のある生活を10年続けることでもあります。
まだ、次に何をするかは決まっていません。
不安がなくなったわけでもないし、理想どおりの仕事が見つかる保証もないです。
それでも、焦って「安定していそうな仕事」を選ぶのではなく、自分が壊れずに続けられる仕事を探したいと思っています。
