毎年夏になると恐怖なのが不意に出てくる黒光りのアイツです。
G嫌いの人にとっては一人暮らしだと特に遭遇するのが怖いですよね。できれば姿も見たくはありません。
私は今の部屋に越して2年半、築30年超えの古いアパートですが、今まで1匹も遭遇せずに済んでいます。
前に住んでた部屋もボロアパートでしたがその時は1度だけ、外からの侵入を許してしまいました。その後、対策をしてからはばったり遭遇は無くなりました。
今回は、家の中で奴の姿を見ることがないよう私が行っている対策を実例も合わせてお話しします。
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Gが出ない部屋にする為には「外からの侵入を防ぐ」「寄り付かない家にする
- 家中の、外に繋がる隙間を塞ぐ
- 忌避剤を撒く、毒餌剤を設置する
- 部屋をきれいに保つ
基本やることは上記3点です。
屋内で遭遇するGはほぼ外からの侵入のため、「中に入らせない」こと、そして「Gが寄り付かない家にする」ことが重要です。
それぞれ詳しく見ていきます。
外に繋がる隙間を塞いで侵入を防ごう
玄関
玄関は閉めても隙間がわずかに空いていることがあり、そこから侵入してきます。
私の家の玄関は古く、上の画像のように閉めたときの隙間がすごく気になったので隙間テープで塞ぎました。
塞ぐことで隙間風を防ぐこともできます。
対策した時の様子を記事にしていますのでご覧ください。

玄関に郵便受けがついているタイプだと、郵便物を入れた隙間から入り込むことも…。空気穴を塞いだり、G忌避剤を中に入れておくなど、侵入させない工夫が必要です。
窓(網戸の隙間など)
窓を開けて網戸にしていると窓との隙間から入ってくることがあります。
こちらも隙間テープ等で対策することになります。
隙間テープの厚みによっては開閉が困難になるので注意。
また、古いサッシだったりガタついていたら隙間だらけな事も。
私の家の窓もそうで、網戸が閉まりきらずこのように上の方に隙間があいていました💦
隙間テープで対処するのも困難なので、半透明の養生テープで塞ぎました。
(ちょっとギリギリな感じになっちゃいましたが)
この窓の網戸は開けることが無いのでこれで良しとしてます。
排水溝
キッチンや洗面所、風呂場の排水溝付近で遭遇したことがある人も多いのではないでしょうか。
奴らは水を流しても流れていない部分を移動して登ってきます。怖い…
排水溝ネットをかぶせたり、このような排水受け・ゴミ受けを設置して対処します。
100均に売っています。
あと浴槽の栓も塞いでおきましょう。
配水管の穴
キッチン下の配水管を通すために開けている穴にある隙間も侵入経路になります。
ここの隙間は養生テープで塞いでいます。賃貸なのでパテを使うのは難しいですし、ガムテープも剥がすと汚くなるので跡の残りにくいテープを使いました。
ただ、テープが劣化すると隙間ができる可能性があるので、様子を見て張り直しが必要です。
換気扇
プロペラタイプの換気扇は、稼働していない時に隙間から入り込むことがあります。
私の住んでいるアパートは古いので換気扇もプロペラタイプ…。
専用の換気扇カバーを使って塞ぎましょう。
シャワーキャップみたいに被せるタイプや、すっぽり覆うタイプ等色々ありますが、私はダイソーのカバーを使っています。
換気扇とカバーの間に隙間ができないように、周囲を養生テープで固定しています。
半透明テープを使うと目立ちません。
ドレンホース
エアコンの室内機から外に繋がっている排水ホースのことです。室外機の場所にあると思うので確認してみましょう。
これ、意外と見落としがちなんですよね…
実は、私が一度家の中に侵入を許してしまったというのは、このドレンホースからの侵入が原因だったのでした。エアコンつけたらポトッと落ちてきた時の衝撃は忘れられません。
こんな目に合わないために、ここもきちっと対策しましょう。
完全に塞ぐと排水が出来なくなるので、ストッキングや目の細かいネットで塞いでゴムなどで止めます。劣化しやすいので様子を見て交換しましょう。
ドレンホース用の防虫キャップがあるのでそれを付けても良いですね。
使い方が悪かったのか、サイズが合わなかったのでテープで固定しています。笑
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忌避剤を撒く、毒餌剤を設置する
それでも家じゅうの隙間を完全に塞ぐことは困難かもしれません。気付かない隙間や、上手く塞げない個所もあると思います。
私も網戸と窓の間の隙間を完全には塞ぐことができませんでした。
なのでGが嫌がる忌避剤のスプレーをそのような箇所に吹きかけておきます。
ハッカ油スプレー
Gはハッカやミントなどのハーブの強い臭いを嫌います。
私は毎年ハッカ油スプレーを作って、窓やベランダに吹きかけています。
天然成分のため、殺虫剤独特のツンとした臭いはせず、ミントの爽やかな香りが漂います。
ハッカ油スプレーは匂いがなくなると効果が切れるため、まめに吹きかける必要がありちょっと面倒かもしれません。
換気や洗濯で短時間網戸にしているときや、床掃除の際に使っています。
注意点としては、殺虫効果は無いこと、ペットを飼っている場合動物によっては毒性がある(特に猫や鳥)ので使わない事です。
消臭効果もあるため、キッチンやゴミ箱など臭いがする場所に吹きかけつつ防虫するのも効果的です。
ハッカ油スプレーの作り方は下記の記事をご覧ください。

作るのが面倒ならそのまま使えるスプレーを
殺虫剤を撒いておく
長時間の効果を期待するなら、待ち伏せ効果のあるスプレーの使用をおすすめします。
「ゴキブリがいなくなるスプレー」は効果が2週間持続し、Gを寄せ付けません。
遭遇した時には直接吹きかけて駆除できます。
毒餌(ベイト剤)を設置
侵入経路やGの隠れ場所となる隙間に毒餌を設置することで、家の奥深くへの侵入を防ぐとともに、すでに家の中に隠れているGを駆除してしまいます。連鎖効果で駆除剤としての効果は絶大です。
毒餌の種類「効果時間で選ぶ」
ベイト剤である毒餌にも、いろいろな種類があります。
違いは殺虫成分と、効果が出るまでの時間です。
- フィプロニル系……神経系に作用・効果が出るまで1日くらい
→ブラックキャップ等 - ヒドラメチルノン系……呼吸器系に作用・効果が出るまで3日くらい
→コンバット等(コンバットはフィプロニル系も有り) - ホウ酸団子系……消化器など様々な器官に作用・効果が出るまで数日~半月
→ホウ酸団子、ゴキブリキャップ等
毒餌系は、すぐには効果が出ないように作られています。なぜなら巣に戻ったGが死んで、その死体や糞を仲間が食べて死ぬ、と連鎖で殲滅できるようになっているからです。
毒餌を食べた後、あまり時間を置かず死んでほしいなら、フィプロニル系のものがおすすめです。
効果が出るまでは時間がかかりますが、耐性が付きにくく、ずっと同じものを使い続けたい場合はホウ酸団子系を選ぶと良いでしょう。
商品により効果の持続時間が違うので、期限内に取り換えるようにしましょう。
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部屋をきれいに保ってゴキブリを寄せ付けない
Gを寄せ付けない部屋にすることも大切です。
まめに掃除をして、ごみや汚れたものを放置しないようにしましょう。
Gは臭いにつられてやってくるので、臭いのする食べ物や腐ったものの放置は厳禁です。
生ごみは、すぐにジップロックなどの袋に入れて冷凍庫に置いておくと、腐らせず臭いもさせないままゴミに出せるのでおすすめです。
Gは湿気やお水が大好きなので、キッチンや風呂場の水分はしっかり拭き取って、湿気をこもらせない様にしましょう。
乾燥にはめっぽう弱いんだなぁ…(トイレとか水場には普通に出ます。笑)
遭遇した時の為に殺虫剤を常備しておこう
対策しても油断は禁物です。万が一ばったり遭遇してしまった時の為に、殺虫剤などの武器を用意しておきましょう。
丸めた雑誌や素手が武器になるならそれでも良いです。
殺虫剤は強力なものを持っておきます。私の武器は「ゴキジェットプロ」です。
実家ではよく出たのでずっとこれを使っています。これを使えば、あまり暴れらせることなく数秒で確実に仕留めることができます。1本あるとかなり心強い!
ただ臭いがキツいですが…
Gに負けない心を持つ
虫嫌いにはキツい話ですが、遭遇した時にパニックにならないために、あえてGの事を知るのも手です。生態や習性を知り、こんな動物なのか、と理解すれば冷静に対処できるかもしれません。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とも言いますし。所詮虫ですしね。
写真やリアルな絵は無理でも、可愛く擬人化した絵とか動画で慣らすのもいいかもしれませんね。
「ゴキブリキャップ」のタニサケの動画はデフォルメされたGがかわいそうで可愛いです。
ゴキブリが出ない家にするためのまとめ
- 家中の、外に繋がる隙間を塞ぐ
- 忌避剤を撒く、毒餌剤を設置する
- 部屋をきれいに保つ
- 強い心を持つ
頼れるのが自分だけだからこそ、万全に対策しよう
一人暮らしだと遭遇した時に頼れるのは自分しかいません。
遭遇を避けるために、できる対策はしておくことをおすすめします。
そして万が一遭遇した時の心構えもしておきましょう。